2月の展示コーナー
2月の展示コーナーのテーマは、「エレクトロニクスによる医療・福祉機器」です。
トランジスターが発明されたとき、小型で消費電力の少なかったトランジスターは、補聴器などの小型の
アンプに使われました。
医療器としても、心電計、筋電計、脳波計などの微弱な生体電気信号を観測するのに不可欠です。
また、サーミスターなどで、外気や体温の測定、非接触で温度を測れる焦電現象を利用したサーモパイル、人工呼吸器などの圧力の検出する圧力センサーなど、エレクトロニクスの技術が無ければ、現代の
医療は成り立ちません。
福祉の分野でも、老衰による体力の衰えや、事故や生まれつきの障害により、体の一部の機能や、五感が
失われても、それを補う技術として、エレクトロニクスの技術が期待されています。
Cdsを使った、一番簡単な脈波計の原理
心臓の音が聞こえる、心音アンプの回路
超音波センサーで測定した距離を、音の高低で知らせる電子白杖の原理
パルスオキシメーターのセンサーモジュールと接続されたArduino
サーミパイルを内蔵した放射温度センサーモジュールと接続したArduino